法人成りのメリット・デメリット

Pocket

個人事業から会社形態にすることを「法人成り」という。

法人成りにはメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて適切な判断をすることが必要になる。

法人成りのメリット

・一般的に事業所得が多い場合には、所得税より法人税の方が有利になる。

(所得税の最高税率は45%の累進課税、法人税は実効税率約30%の比例税率だから)

※実効税率とは合計税率、総合的な税率

・経営者の報酬を費用として計上できる。

(個人事業主の場合、経営者の給料は経費として計上できないが、法人成りすれば、給料として費用計上できる)

・退職金の支給ができる。

(費用計上できる)

法人成りのデメリット

・交際費の計上に制限がかかる。

(資本金1億円以下の法人の場合、年間交際費支出額のうち800万円以下の全額)

・赤字の場合でも法人住民税の負担がある。

(個人事業主の場合、赤字なら事業所得分の税負担はない)

・記帳や事務手続きが煩雑になり、お金がかかる。

(設立費用等がかかる)

メリットの方が大きい

個人で事業をする場合、自分の意見は「法人成りした方がいい」と考える。

デメリットを考えた場合、まず交際費は800万円もあれば十分だ。

また法人住民税は7万円。設立費用は25万円程度であることを考えれば、デメリットよりもメリットの方が大きい。